2013年6月5日水曜日

これこれ!

60年代末のブラック・パワーの台頭(公民権運動)を背景にヒットした、シドニー・ポワティエ主演の映画『夜の大捜査線』。

クインシー・ジョーンズのペンによる主題歌は映画および原作の原題そのまま"IN THE HEAT OF THE NIGHT"。唄うは我らが、レイ・チャールズ

本編のオープニングから、ぐいぐい迫ってくる!!


以前はなかなか聴けなかったレイのこの名唱も、ちょっと前にサントラ盤もリマスターされて比較的入手しやすくなった。

ところが、あまり知られていないようだが、この曲には完全版が存在するのだ!
もともとはレイの唄の前に1コーラス、サックスの「むせび泣く」ソロが前奏として収められていたはずなのに、たぶん映画の都合でカットされいきなり唄い出すように編集され、そのまま定着したバージョンになってしまったようだ。

まだこの曲が手に入らなかったころ、TVの深夜映画で視てすっかりハマっちまったおと〜さんは、中古屋で廉価な日本編集のレイのベスト盤に入ってるのをやっと見つけて狂喜乱舞した。
盤面もタバコのヤニで汚れた2枚組のLPはすでに擦り切れてノイズ混じりだったが、『夜の熱気の中で』を何度も何度もくりかえし聴いたもんだ。
どういうわけかそれがたまたま「前奏つき」だったもんだから、以来それが当たり前だと思いこんでしまって、それから何枚かLPやCDで聴いてみても「いきなり唄い出し」ばっかり・・・
ずっと割り切れないものを胸の内に溜め込んできた(大袈裟)

数年前YouTubeを探したときも無くてそれっきり放置していたが、誰かがやっとうpしてくださった!

どうやら「シングル・バージョン」だったようだね。
シングルの方がカット無し、ってのも変だがwww

なぜ、たかだか1コーラスのサックス・ソロに固執するのか、これを聴けばよくお分かり頂けるだろうと思う。
前奏があった方が絶対にカッコいいし、レイの唄も盛り上がるのだ!

ちなみに、大ヒットしたこの映画、続編が2本作られたのちにTVドラマ化もされている。
TVドラマのオープニングはレイではないが、ちょっと「ナウいw」アレンジになっていて、それはそれでなかなか良い・・・

サックスの代わりに、時代を感じさせるギターが絡むwww

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