2016年10月5日水曜日

御礼もそこそこに

もう先月になっちまった今池まつりのお礼はLINEのタイムラインでやっちまったもんで、こっちでもう一度やるのもなんだかねぇ、という気がしたまま月をまたいじゃった
ごめん

と、久々に更新したと思いきや、なぜかレインボーである。かのリッチー・ブラックモア御大である。
見よ、よわい七十のハードロックが、これだ!


往年のロック・ジャイアンツが相次いでばたばたと鬼籍に入り、かろうじて生き残ってる巨匠たちも健康状態に不安を抱えっぱなしの近年、「やれるうちにやっとかないと、この先マジでどうなるかわかんない」的なある種の危機感のもとでの単発的な再々結成と聞いているが、動画で観る限りは、やってくれてよかった。ついついニンマリしちまったwww

正直なところ、ディープ・パープル再結成とその後に続くドギー某を擁してのレインボー再結成では、さすがの御大も寄る年波を隠せなかった。
60〜70年代は超絶技巧を誇った御大のプレイも、後から後から現れる後進たちのテクニックにかすみ、若い世代からは「リッチーって、どこがそんなに巧かったの?」と言われかねない始末。
表現力はさておき、フィジカルな面ではアスリートとなんら変わらない。自分を手本にして踏み台にして、若い世代が次から次へと追い上げてくるのだ。誰もがそれを避けられなくて、過去の栄光にすがり続けるか老練の味とやらで勝負せざるをえなくなる。
まぁ、ジェフベックぐらい突き抜けてあっちの世界へ行っちゃえば、話は別だが・・・
御大が年齢の離れた米国産の嫁とブラックモアズナイトでの活動を主軸とするようになったのも、うなずける。ま、好きで聴き続けるかどうかはさておき・・・

そんなわけで、今回のインフォメーションを知ってもさほど気に留めなかった。ま、コージーロニーが存命中なら話は別だが・・・
ところが、いざ動画を観てみると、これが予想以上にいい感じだ。こっちも年齢を取ったってのも、あるかもしれんがなwww

ルックス的には、御大は相変わらずブラックモアズナイトだし、ヴォーカルはエクストリームかよ? ドラムはファーム(のベース)かよ?何故ジョンジーが居るんだぁ? とツッコミどころ満載なのだが、サウンドは思いの外タイトにまとまってるし、何より御大のプレイがうまいこと力が抜けていて、安心して観ていられる。
開口一番、ヴォーカルのアオリがグレアムボネットを想起させて不安がよぎるものの、こいつ、いいヴォーカルだなぁ!
この男に出会ったことで、きっと御大はまたやる気になったに違いない。
まあね、メンバーなんてコロコロ変わっていいのさ。バンドに縛られることなくセッションだと思えば、ジャズと一緒だよ。毎回々々メンバー変えても構わないわけだし・・・

と、いうことで、いにしえのハードロック用語全開バリバリでお送りしました。
万一、来日公演でもあれば、これは行きたいなぁ。ありそうな気配濃厚だがwww


おまけ:ジャンクなギター大好きシローズさんに