2013年8月13日火曜日

因果応報

おぉ、懐かしいシングルを見つけた!
一時期は、ちょっとしたコレクターズ・アイテムだったやつだ。


よく聴いたなぁ、これ。
あんまり聴いたもんだから、ドーナツ盤がこの音源以上に「ケバだった」音質になっちゃったw
そんな思い出もひっくるめて、なつかしい・・・

何回聴いてもこのイントロは、ぞくぞくする。コード感もリズムも掴めないまま、自然発生的に曲がわき起こる。
オリジナルよりはるかにテンポを落とした、ダルいバックビートは重く強烈。ジミー・クリフと同等に讃えられるべき、素晴らしい名演だ!

70年代の終わりに、カナダでキース・リチャーズが麻薬所持で逮捕され、実刑は免れないと報道された。「判決によっては、ストーンズ存続どころかミュージシャンとしてのキャリアの危機か?」などと言われたが、裁判の結果「社会奉仕活動として、シングル盤をリリースしてチャリティに充てなさい」という温情判決で、急遽ジャマイカに飛んでセッションを行いリリースされたのが、このシングルだという。昔のロックの話だから、どこまでが真実かはわからないw

それにしても「The Harder They Come」というこのタイトルには、どんな意味があるんだろう?

ネットを見ても、「強く出れば出るほどその落ち方は熾烈だろう」みたいな直訳的なものから、「目には目を、歯には歯を」「畜生やりやがったな、倍にして返すぜ」的な意訳?まで、いろんな解釈が見受けられる。
人によっては「向かってきたなら、ひとり残らずぶっ潰してやるぜ」といった過激な?調子のものまである。

どれも正しい、なんて上から目線で言えた義理ではないが、どの解釈にも一抹の真意が垣間みられる気がする。そりゃ、日々辛く当たられてりゃ「クソ、この野郎、ひっくり返してやらぁ!」と思うもの。
ただし、だからといって急激な行動に出るわけではなく、「あきらめ」も含めた冷ややかな目で達観している。
何もしてないじゃないか」「変わらないじゃないか」「逃げている(あるいは)目をそむけているだけじゃないか」と言われるかもしれないが、日常は日常としてあるわけだし・・・ただ、最期の最期は俺にはわかってるんだ。

日本にはいい言葉がある・・・因果応報


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