サルがピーナッツの皮を剥くよりも凄い

・・・と賞された(称された、ではないのだｗ)、「伝説のピッキング」が、これだ！

大阪・通天閣辺りで昼間っから酔っぱらってフラフラしてる阪神ファンのおっちゃんに非ずｗ

テキサス・ブルースの雄、クラレンス・"ゲイトマウス"・ブラウン。
ふだんはテンガロン・ハットをバシッとキメている(って言っても、惜しくも亡くなってますがね・・・)。

曲はキラー・チューンの「Frosty」！

後輩アルバート・コリンズの名曲だが、これがオープニング・トラックに収められたゲイトマウスのアルバムは、ガキの頃から愛聴盤だった。

オリジナルのコリンズももちろん名演だが、冒頭の「ガツン」とくるホーン・セクションとゲイトマウスの「しなるような」ギターが刷りこまれちまったもんで、おと〜さんにとっては「これじゃないと」的な感がある。

このＶＤでは能天気な好々爺っぽいゲイトだけど、他のセッションやフェスティバルなどのクリップを見ると眼光鋭く、いかにも「(別の意味で)ヤバい」雰囲気にあふれている。

お判りのように独特のスタイルで、実はとんでもないマルチ・プレーヤーであったゲイトマウスはケイジャン、カントリーやジャズも網羅した幅広い音楽性を持ち、「ブルース・ミュージシャン」と呼ばれることを嫌っていたという。

2005年に惜しくも亡くなってしまった彼。
アメリカ南部を襲ったハリケーン・カトリーナで自宅が全壊してしまい、被災による精神的ショックだったと言われている。享年81歳。