2013年3月7日木曜日

原体験

現役時代は社会科の教員であり無類のオーディオ好きであった私の親父は、家にいるときはたいてい『NHKライブラリー 〜激動の昭和〜』などという分厚いボックス物のLPをステレオコンポでかけていた。社会科教員のなかでも珍しく「近代史」先攻である親父にとって、趣味と実益を兼ねた研究の一環だったようだ。

戦前〜戦中〜戦後の世相を伝える(ラジオ)ニュース音源と当時の歌謡曲をNHKの花形アナウンサー宮田輝(みやた てる)氏のナレーションで綴ったそのボックスセットは、一巻につきLP7〜8枚組の大作で、後から調べると三部作(戦前、戦中、戦後)だったようだが、同じような昭和史ドキュメンタリー&歌謡物のボックスセットで壁の本棚一面埋め尽くされていたような記憶がある。

・・・そんなのを子守唄にして、オレは育った。

先日、CHAMP氏のバックで昭和歌謡オンパレードをやらせていただいたとき終演後に、来てくださったお客さんから「何であんなに古い唄をふつうに弾けるの?」と訊かれたけど、正直なところ、そのときの演目は私のなかではまだまだ新しい部類なのだwww


ついでに言うと、日曜日の朝は「FMホーム・コンサート」でお目覚め(しかも、けっこう大音量w)なのが我が家の日課だった。

おかげでこう見えて、実はクラシック音楽にも意外と強い・・・

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