2013年5月22日水曜日

サボるな、ザボれ (あ〜わけわからん)

おと〜さんぐらいの世代だと、ジョージ・ベンソンの「ブリージン」なんかドンピシャだろうねw?

彼女を自慢の愛車ハッチバックのファミリアの助手席に乗せて、クラリオンのカーステで「ブリージン」流しながら湾岸道路をドライブ・・・なんて青春の思い出を持つ向きも多かろうwww

この名曲はソウル・シンガー&ギタリスト、ボビー・ウーマックのペンによるものだが、実はもともと異色ジャズ・ギタリスト、ガボール・ザボのために書き下ろしたということを知る人は、意外と少ない。

ボビー本人は参加していないが、これがある意味「本家」の演奏。
ベースがボビーに似てるとかいやコーネル・デュプリーだろうとか、
リズムギターがジョーベンじゃね?的なツッコミは無しの方向でw

ガボール・ザボ、ブダペストに生まれハンガリー動乱の難を逃れて、アメリカに渡って活躍した名(迷?)ジャズギタリスト。

白人でありしかもマーチンのフラットトップ(いわゆるふつうのフォークギター)抱えてジャズやります的な独特の容貌で、(上の動画ではさほど顕著ではないものの)開放弦を織り交ぜた民族色の濃いモーダルなフレージングだものだから、コアな(くそ)ジャズマニアからは異端視されることもある。
おまけに、リーダー作では当時のヒット・チューンなんかを(決して力強いとはいえないが、実に味のある)ヴォーカル入りでカヴァーしちゃったりするもんだから、余計に混迷の度を深めることとなる。

ところがどっこい、いざ聴いてみると妙なトランス感が心地よく、病みつきになってしまうw
おと〜さんもお気に入りのギタリストで、あのフォークギターのサウンドホールに取り付けたピックアップに憧れたもんさwww

どっかで聞いた話だが、実は「普通に」ジャズギターのフレーズを弾かせても抜群に上手かったらしく、ステージではチャーリー・クリスチャンから始まって歴代の名ジャズギタリストのフレーズを次々と聴かせる『ギター・ジャンボリー』的なショーケースが定番だったとか・・・

同業者でもリスペクトしているミュージシャンは多く、あのサンタナがアルバム『天の守護神』で、あまりにも有名な「Black Magic Woman」(これもフリートウッド・マックのカヴァーだが)に続いてメドレーで演奏される「Gypsy Queen」は、ザボの作品だ。

 よっぽど好きっつうか、影響受けたんだろうね。フレージングは「もろザボ」だw


2 件のコメント:

  1. CHAMP2013年5月22日 15:57

    D-45でジャズ演る人 初めて見た!

    ボビー・ウーマックもジョージ・ベンソンも良く聴いたけど、
    ブリージンがボビーの曲とは知らんかった!

    『天の守護神』もよく聴いたが、Black Magic Womanの
    次の曲が誰の作か、なんて思ってもみんかった!

    そもそも、ガボール・ザボさんて人は知らんかった!

    このブログ数年分まとめて、
    『音楽のキワモノ知識集<洋の東西問わず>』って本にして下さいな。

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    1. CHAMPさま ちょいとおひさしビリー!

      ありがとうございます。キップのいいエンジェル(パトロン)さえいらっしゃれば、すぐにでも/(^_^;)
      もっとも、ウチ、まだ丸1年やってないんすけどね〜

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