おと〜さんが初めてこの曲を聴いたのは、アルゼンチンのフォルクローレ・デュオ、クリスティーナとウーゴ (Cristina y Hugo) をTVで視たときだった。
以前もチラッと触れたことがあるが、1972年に彼らが初来日した際、NHK『世界の音楽』という音楽番組に取り上げられ、日本でのフォルクローレ・ブームの火付け役となったと言われている。
実際に放映されたのは帰国後の1973年2月らしいが、おと〜さんはオンタイムで視た記憶があるんで、そのときはまだ小学生か???
たまたまつけたチャンネルだったのか、珍しくNHKで音楽番組だから視てみたかったのか、あるいは「少年ドラマ」かなんかの後でなりゆきで始まってしまったのか?
今となってはそこまで憶えていないが、インカの遺跡を思わせる照明を落としたセットに二人の姿が浮かび上がり、ウーゴのギター一本のストロークにリードされて澄んだソプラノ・ヴォイスが聴こえたとたん、電気が走ったっつぅか鳥肌立ったのは覚えている。
まるでケーナの笛の音色を思わせるクリスティーナのコロラチュラ・ソプラノに、温かみにあふれたウーゴのバリトン・ヴォイスと切々とした語り口。そしてキレのあるギター!
確かそれからまた後に、NHK-FMでも放送されたと思う。
上の動画はその時のものではないのだが、充分にその素晴らしさを伝えてくれている。
もし当時いまぐらい情報の入手が簡単だったら、おと〜さんも筋金入りの「フォルクローレおたく」になってたかもしれないwww
あとから調べたらこの曲は1940年代に書かれた曲で、けっこうスタンダードなナンバーみたいだ。
往年の名歌手メルセデス・ソーサをはじめ多くのアーティストがカヴァーしてるようだが、おと〜さん的にはやっぱし(できれば、あのときの)「クリスティーナとウーゴ」じゃないとね・・・
ちなみに、クリスティーナの実妹は『サバの女王』で知られるグラシェラ・スサーナ。
仲睦まじい「おしどり夫婦」として知られ、また大の親日家であったといわれる二人だったが、惜しくも1986年に母国で自動車事故により他界。
ま、南米つったってアタシゃブラジルしか知らないけど、あっちは道路の感覚も日本とは大違い。こっちからすりゃ、「高速道路に交差点があってほとんど信号は無し。たまによく牛が路上で寝そべってる」って感じだからなぁ・・・
おっと、閑話休題
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