2013年5月10日金曜日

リズム刻みだけでソロを取る!

いつも通うライヴハウスのフリー・セッションに、アタシより年配の方が珍しく「聴くだけのお客さん」として来られている。

最初にお会いしたときなんとなく話をしたら、若いころ東京で音楽活動をされていて、自分でもやりたいんだけど、まだちょっと見学で・・・とのこと。

偶然にも苗字が同じ(!)で妙にうちとけたんだが、その後もまたギャラリーとしていらしてくださってるので、お店やセッションの雰囲気も気に入っていただけたのだろう・・・と勝手に解釈しているw

まぁ、アコースティック系のセッションに来られるだけあって、そっち畑で活動をされていたようなんだが、YouTubeなど拝見するにプロに頼んでビッグバンド風なアレンジの曲とかもあったりして、先日うかがってみると、「ジャズもけっこう好きでしてねぇ」と。

そして、「あの〜、カウント・ベイシー楽団のギタリストで、フレディ・グリーンって人にイカれましてねぇ」

うわっっ、キター!・・・という感じwww?

アコースティック系の唄ものをやる方で、ちょっとスタンダードっぽいバンドともセッションするけど、なんて人には、そのフレディ・グリーンのファンが意外と多いw

大所帯のビッグバンドにあって、エレキではないアコースティックなジャズギターで決してソロ(メロディー)を取ることなく、リズムの刻みだけでベイシー楽団を支えた職人的名ギタリスト!

右チャンネルで刻んでいるのがフレディ・グリーン

イントロのコードがお洒落。リズムギタリストのリーダー・アルバム!


山下洋輔氏が何かのエッセイで書かれていたが、「カウント・ベイシー楽団の美学は、トゥッティ(総奏)が終止して静かなパートでフレディ・グリーンのギターがかすかに聴こえる瞬間だ(うろ覚え)

おと〜さんは別に「アコースティック系の唄もの」メインではないつもりだが、ベイシーにハマった頃にやっぱりフレディ・グリーンが大好きでねぇ〜(ここここ)

上に掲げたようなコンボのセッションでも、ギターのコンピング(和音のコードアレンジ)とウッドベースとの絡みだけで他の楽器を凌駕するぐらいのラインを作っていることに驚かされる。
だけどこれは、ある意味、技巧的なソロ(メロディー)よりも難しいんだな〜orz

ようつべではなかなかまとまって聴けないのが残念だが、かなりマニアなサイトがあるので興味ある方はそちらもどうぞ・・・
個人サイトのようだが、腕に覚えのある方たちが主宰しているようで、インストラクションも充実してるぞ!


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