2013年5月12日日曜日

成毛滋先生のロックギター・メソッド (by Greco!!)

成毛なるも・しげる滋さんといえば、ある程度年齢のいった「青春のギター小僧w」にとっては忘れられない名前だろう。

1970年代にグレコのエレキギターを新品で買うと、「成毛滋のロックギター・メソッド」という教則テープ(カセット!)がもらえた・・・らしい。

こちとら、やっとの思いで買ったギターも廉価ブランドのB級品か中古だったんで、そういうオマケの恩恵にあずかっていないのだが、どういう内容だったかというと・・・


「2番線と3番線(弦のことねw)」とか「ベース・ピックアップ」なんて呼称がいかにも時代を感じさせるが、当時こういう教材があったら上達も早かったかなぁ?

なにせ、いまと違って「目で見て覚える」ということができないもんだから、みんな「あの、クィ〜ンって音は、どうやって出すんだろう?」とか思いながらトレモロアームを逆に引っぱって壊してしまったりネックを力まかせに曲げて折ってしまったり、笑い話のようなことが当たり前だった。

楽器屋で物欲しそうに物色していて、隣で試奏を始めた年上の髪の長いお兄さんがギターの弦を「クィッ」と指で押し上げて弾いたのを見て、心底目を丸くしたもんだw

成毛氏は先のカップス人脈とも交流が深く、まさに日本のロック音楽の黎明期を支えた人物。
人となりや、なぜ現在あまり名が知られていないか(コマーシャルな活動をしなかった理由)については wiki に詳しい。

決して悪く言うつもりはないが、当時、外国に遊学したり音楽をやったりするのは、やはり経済的に余裕のある家庭しかできなかったはずだ。
ちゃんとした家庭に育ったからこそ人間的にもちゃんとしていたのだろうし、自分のやりたいことをちゃんと考えて形にしようとするこだわりも、ちゃんとしていたんだろうと思う。
ま、ロックやるぐらいだから「品行方正」かは、さておきだがwww

散逸してしまいがちな氏の作品がまとめられた個人サイトがまだ健在だ。
上記の教則テープもより良い音質で聴けるし、多くのセッション・ワークも体系的に揃えられている。必見

0 件のコメント:

コメントを投稿