フェンダー・エレクトリック・マンドセロ（偽）

おと〜さんの楽器コレクションのなかでも珍品中の珍品、フェンダー社のプロトタイプで市場には出まわらなかった超貴重なワンオフ物・・・というのは真っ赤な大ウソ。
実際は、東京の某大手楽器店オリジナルの子供用コンパクト・ベースに７絃ギターの絃をバラして張ったもの。ステージではまだあまり弾いてないと思う。

下はよそからお借りした画像だが、いかにコンパクトかお分かりいただけるだろうか？
造りはかなりしっかりして本格的。スケール(絃長)は約28インチで、通常のショートスケール・ベースよりも短い。

マンドセロ[Mandocello]というのは以前にもご紹介したけど(記事)、本来は８絃(２本×４組)でチェロと同じ音域をもつ大型のマンドリンのこと。
ところが、フェンダー社がかつてエレクトリック・マンドリンというのを発表したとき、「どうせエレキで増幅するんだから、絃は４本でいいよね」という画期的な大英断？をしたのにならって、「小さいベースがあれば、絃を張り替えりゃいいじゃん」と思いついた。

実は、いつものチェロベースも全く同じチューニングで、これも最初は律儀に「マンドセロ」と呼んでいた。だけど、ギタリストという人種は意外と保守的でアタマが固くギター以外の楽器はほとんど無知で、周囲のプレーヤーたちに言っても「はぁ？」という反応しか返ってこなかったため、少しでもイメージしやすい「チェロベース」という呼称を考え出したワケ。

コイツに限っては冒頭のようなシャレを利かせたくて、かたくなに？マンドセロと呼んでいる。そこで、もともと無地だったヘッドに、パソコン用のタトゥーシールでロゴなど作ってみましたｗｗｗ