2012年10月7日日曜日

なんときれいな平城京

「南都(なんと=710)きれいな平城京」

↑はい、ここ、試験に出ますからね〜w


ジミ・ヘンドリックスのデビュー・シングルとして、あまりにも有名な「ヘイ・ジョー」。
この曲はジミの作ではなくカバーなのだが、じゃあそのオリジナルは?となると、ハナシがこんがらがってるらしい。なんせ、ロックがまだ充分にうさんくさかった時代のことだからなぁ〜

どうやら、初めてレコーディングしたのはとあるガレージ・バンドだが、原作者は別にいて、しかもヤクで捕まった音楽仲間を助けるため、クレジットを譲った(あるいは共作にした)ようだ。アーティストとしては無名で本人のレコーディングは無いものの、ソングライターとしては名が知られていたらしく、ジミ以前にも多くのミュージシャンがカバーしていたみたい。
その後、別のシンガーが権利を主張したりして、ますます訳が分からなくなるのだが。

その原作者本人のバージョンだというのが、これ・・・


ジャケットが写し出されている彼の唯一のアルバムには、肝心の「ヘイ・ジョー」は収録されておらず、この音源自体が出自不明だ。演奏はガセではないとしても、作曲した当初からこのアレンジだったのか定かでない。いくらセルフ・カバーとはいえ、ヘンドリックスや他のアーティストに影響されてアレンジし直した可能性も無くはない。

とはいえ、アクースティックギター1本で淡々と切々と唄われるこの演奏は、下らない蘊蓄をすべて吹き飛ばしてしまうほど、文句なしにめっちゃくちゃカッコいい。ジミはまぁ別格としても、この曲のベスト・パフォーマンスではないか?
録音時期も不明だが元からこのアレンジでやってたのだとしたら、仮にジミが手本にしてそのままパクったと言われても疑わないだろう。

いまにして思えば?ジミのこの曲でのスタジオ録音とライヴ演奏の間には、あまりにも「温度差」が感じられるのが気になっていた。シングル盤ではそれまで世間に知られていた他のアーティストのアレンジを踏襲しておいて、ライヴでは原作者に敬意を表したかったのかもしれない。

おと〜さん的に「原体験」 といえるのは、やはり有名な「モンタレー・ポップ・フェス」でのジミの演奏だ。まだ「動くロックミュージシャン」をTVで見るなど考えられなかった頃、高1か高2のとき、フィルム・コンサートで観に行った『天才ジミ・ヘンドリックスの生涯』という映画だった。
サントラを針の溝がお小遣いが無かったので友人にダビングしてもらったテープを擦り切れるほど聴きふけっていたものだが、「入魂のソロ」だと思ってたあのギターが実際は歯とか背中で軽々と弾かれていたり、キメのかっこいいフレーズがホントに銃みたいな構えだったり、何から何までぶっとびまくりだった・・・

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