2012年11月29日木曜日

自分の記事に追撃

(『タイガー&ドラゴン』再放送に影響されています)
えー、ギターの絃っつうのは、まぁアコとエレキじゃ少々事情が違うんでございますが、エレキの場合アコと較べりゃ細めの絃を使うことが多うございます。こう、しかめっ面をして「クゥィィィィィィィ〜ン」なんて、やらかしますもんでね・・・

絃の太さ〜「ゲージ」なんて申しますが、だいだいどのメーカーでも1の絃から6絃まで、なんとなーく太さの並びが決まっているもんでございます。誰が決めたんだか知らねぇが、たぶん皆で使ってみて具合のいい組み合わせってやつが、なんとなーく受け継がれてきたんでしょうなぁ。んで、トップ〜1絃でさぁね、の太さをインチで表して、やれ .009のセットだのやれ .010だの、こだわる野郎はこだわってるわけでございやす。

ふつうエレキでは、その .009ってやつが、いちばん一般的ってことになっておりやす。.010になると、6本ともひと回りずつ太くなって音も太くなりゃすが、張りも強くなるってぇんで、ちょぃと「うるせぇ奴」と思われる、って寸法で・・・
まぁこの .009、.010あたりはどこの楽器屋でもまぁまぁ普通に買えますが、これが .011になりますってぇと、手に入れるのがちょいと難しくなってくる。弾くのにチカラも要りますし、それでもわざわざ使うってこたぁ、こいつぁよっぽどのこだわり野郎かな?と、ちょぃと警戒されます。ちょぃと、ですけどね、へへへ

これに輪がかかって .012とか .013とかまで行っちゃうと、「こだわり」通り越してもう「取り憑かれた莫迦」か「仙人」でございます。ホントに「逝っちゃった人」だと、お客さんからも仲間からも手ぇを合わして拝まれることになる。ま、それ以前にこういうシトは友達が少ないでしょうけどね?
ジャズじゃそこそこ普通の太さなんすけど、ブルースやロックでこんなの張ってたら、まず確実に拝まれますな、はぃ。それどころか、「楽器、大丈夫?・・・棹、折れない?」なぁんて、いらぬお世話まで焼かれる始末・・・

ところが、逆に細くなりすぎて .008ってぇことになると、今までわぁわぁ言ってた奴らが一斉にクチを合わせて、「えー、マジぃ? それだけは無いわな?」と真顔で眉をひそめる。
オンナ子供以下の「軟弱者」か、身体に何かしらチカラが入らねぇ深けぇ事情ってやつがあるか、それともよっぽど肚に一物ある「策士」か、はたまた音の良さなどてんで判ってねぇ「トンチンカンの大馬鹿者」か・・・どれにせよ、ボロクソのけちょんけちょんたぁ、このことで・・・


悪かったなぁ、コノヤロー!


(サゲが見当たらねぇんで普通に戻します)
あるコラムを読んでたら、こんな文章があった。どっかのフォーラムへの投稿を引用したらしいのだが、

・・・60年代・70年代の伝説的なプレーヤーの多くは.008か、そうでなければ.009を使用していました!
エリック・クラプトンは、後に大きな影響を与えた『ブルース・ブレーカーズ』の録音で、レスポールに.008を張っていました。このアルバムで世に紹介された「レスポールとマーシャルの組み合わせ」は、いまだにロックサウンドの基準となっているのです。
初期のジェフ・ベックとツェッペリン時代のジミー・ペイジもこのコンビネーションであり、これ以上の本物のトーンはありません。
マハヴィシュヌ・オーケストラのジョン・マクラフリン、リターン・トゥ・フォーエヴァーのアル・ディ・メオラ、トミー・ボーリン、インギー(・マルムスティーン)、ビリー・ギボンズ(ZZ・トップ)、ブライアン・メイ、ジューダス・プリーストの二人・・・彼らはみな.008-.038のユーザーだったのです。


いままで指に豆をこさえつつ血をにじませて練習してたのは、一体なんだったってぇんだ?
ネットの普及の恩恵か、昔はなかなか知ることができなかった奥義?みたいな情報でも、捜しゃぁ容易に手に入れられるようになったのは有難いが・・・

もっと早く教えといておくれよぉ〜!!

3 件のコメント:

  1. エレキの弾けない吾は、手に入れたシンラインのために
    ある日エレキギターの弦を買いに行ったんだとさ。
    ところが見ると、どいつもこいつも軟弱に細い奴らばかり。

    『ケッ、なんだこりゃ? こんな細いのじゃ弾けねぇって。 
     0.12のライトゲージはないの? 
     えっ? ない? アコギとエレキは違う? 
     どっちも同じギターだろうがよ。
     しょーがねぇなぁ、じゃぁオメエんところで一番太いのを
     おくんな』

    と言う訳で、吾のシンラインは0.10が張ってあり申す。
    吾的には、0.10じゃ細くて頼りなくてねぇ・・・・

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    1. CHAMPさま
      コメントありがとうございます。
      1950年代初頭テレキャスターが設計された当時、スーパーライトゲージとか当然存在してなかったはずで、.012とかの絃を想定していた、という説がありますな。だとすれば、3絃はもちろん巻線でしょう。
      ただし、エレキである以上ニッケル絃でなければならず、そんな都合がいい絃が当時あったのかは謎で、どこまで信憑性があるかは疑問が残りますが・・・

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  2. そいえば、本文中のリンク先がブロックされてるみたいだ。
    画像検索から入ると全文読めるみたいなんだが・・・
    ご興味ある向きはど〜ぞ。ただし英語
    http://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=ernieball%20extra%20slinky%20tommy%20bolin%20billy%20gibbons&source=web&cd=2&ved=0CDMQFjAB&url=http%3A%2F%2Fwww.solodallas.com%2Fsome-rational-facts-about-string-gauges%2F&ei=bg-1UJ-mMeqZiQf5p4Fo&usg=AFQjCNG9W1Vg0cKCkwAOKYWWC3XGhT6jrQ&cad=rja

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