2014年1月30日木曜日

チコる

KTNエースで見つけて、ついつい購入・・・


最近では食材としても一般的になってきた「チコリ」。
はじめて知ったんだが「アンディーヴ」と同じなんだってね・・・


チコリの根を乾燥させて煎ったものは、古くからヨーロッパではコーヒーの代用として飲まれてきたという。
・・・というより「増量材」と呼んだほうが適切だろう。

昨今のようにコーヒーは「アラビカ種」が当たり前という風潮はいかがなものかと思うが、昔のヨーロッパではコーヒー自体が稀少品で、自国の植民地で作られるのはほとんど、苦味が独特な「ロブスタ種(カネホーラ種ロブスタ)」ばかり。こういった品種やこのチコリなどをせっせと混ぜて、飲み応えのあるコーヒーをブレンドしていたのだ。

アラビカ100%を謳うスターバックスが「上陸」したころ、海外に出たことがない我々は「あれは本当に本場のエスプレッソの味なのか?」とずいぶん真面目に議論(?)したものだが、イタリアのバルで働いたことのある知人は、「本格的かと訊かれれば間違いではありません。ただし、ヨーロッパの人間ならば、チコリやロブスタの香りがしなければコーヒーとは言わない、というのも現実かもしれませんが・・・」と言い放った。
今じゃスタバもヨーロッパを席捲しているから向こうの事情や味覚も変わっているかもしれないが、言い得て妙である。

いっときこの地元にもあったドーナツ店『カフェ・デュ・モンド』はクレオール(元の植民国フランスの影響を受けたニューオーリンズ文化)風のコーヒーを出していて、わざわざ「チコリ入り」と謳っていた。自営していた当時、研究用(?)に買い求めたものはティーバッグ状のいかにもハーブティー然としたもので、あるいは根を乾燥しただけだったのかもしれないが、抽出した時の色もそんなに濃くなかったと記憶する。
味の記憶を忘れてしまったので、もう一度ためしてみたかったのだが、このインスタントの瓶詰めはコーヒーのようにしっかり黒い液色になる。
肝心の味は「たんぽぽコーヒー」に似ている・・・と言っても、たんぽぽコーヒーだって物により味がまちまちだからなぁ〜
とはいえ、昔買ったティーバッグの味を思い出したから、間違いなくそれが「チコリ」のフレーバーなんだろう。

裏ラベルには「ティースプーン3杯」なんて書いてあるが、薄めにしたほうが飲みやすい。
ちょうど昔の「顆粒状ではない」インスタントコーヒーみたいに安っぽい味がして、それはそれで「アリ」だと思う。
ついでに言えば、快便にも良さそうwww

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