2014年1月13日月曜日

シンセに魔力があった頃

YMO」なんつったって「あ、昔のバンドですよね。今でもけっこう知ってる人いますよ」ぐらいの反応しか返ってこない若者たちは、まさか「当時」のシンセサイザーが四畳半の部屋に入り切らないぐらいの大荷物で、のべ百メートルを越しかねないおびただしい本数のパッチケーブルを刺しまくって音作りし、ステージの照明の熱で狂わないよう常にチューニングしながら演奏してた代物だったなんて、知らないだろうねぇ〜
ピアノやオルガンの上にも置ける「ポータブル・タイプ」が発売されたときは、「あの音がわずか数十万円で手に入る!」と喜んだもんだ。

ただし、それだけ苦労しても、出てくるのは「単音」だけ!

和音が弾けるシンセが出るなんてすいぶん後のことだから、レコーディングともなれば当然アナログ・デッキでピンポン録音という、気の遠くなるような作業を繰り返してハーモニーが作られていた。

出始めの頃はオーディオ雑誌とかに「電子音が人間の脳波に悪影響を及ぼす」とか「冨田勲のレコードをかけたときだけ、庭の犬が異様に吠える」とか大真面目に議論されていたのが、今となっては懐かしいwww

そんな時代の「遺産」ともいえる名盤。
ガキの頃にFMで聴いて以来、探し続けていたのだが、やっとフル・アルバムで発見!
あるうち急げ!

0 件のコメント:

コメントを投稿