昨日の牧伸二師匠で思い出した。
ウクレレ弾き語りのご先達であられるウシャコダの藤井康一氏は、牧伸二師匠の「最後の未公認弟子」と自称されているらしい。
どうやら、師匠の在りし日に酒の席で強引に迫ったようだwww
そういうハナシなら、アタシにもあるぞ!
何を隠そうこのアタクシ、武家茶「有楽流」の「自称免許皆伝」を名乗っている。
有楽流というのは、かの織田信長の弟の一人、織田長益が興した茶道の流派。
長益は「大坂冬の陣」の後に隠棲し、有楽斎うらくさいと号して茶道に専念し、趣味に生きた人。
ちなみに、東京の「有楽町」の地名は、有楽斎の屋敷があったことに由来する。
で、この有楽流の先々代の家元が学校の先生をしておられて、アタシの親父の同僚だった。
ガキの頃、親父の職員旅行に連れて行ってもらったとき、民宿で他の先生方も交えて歓談しながら「じゃ、先生もいらっしゃることだし、お茶にしますかぁ?」となった。
そのとき、場もわきまえないクソガキが「先生っ、オイラ、立ててやるよっ!」と、事もあろうに家元に向かって茶を立てて突き出したのである。
ご存知のように、この地方は昔から一般家庭でも日常的に茶を立てて喫する習慣があったんで、親父に「おぃ、茶を立ててくれんかぁ?」なんて言われるのが当たり前だったからね。
世が世ならいくら小僧とはいえそんな暴挙な振る舞いは即打首獄門磔刑に処されてもおかしくないところだがw、先生はニコニコ笑いながら、「おやおや、上手に立てれたねぇ〜。こんなにキメの細かい泡は見たことがないぞぉ、免許皆伝だねぇ」と優しく褒めてくださった。
それ以来、この莫迦は「オレ、免許皆伝だからさぁ〜」と自称し続けてるってワケwww
尾張人だねー。
返信削除こちら三河は
軽トラで通勤する守衛が
大金持ちだったりする。
風流とは無縁。
高橋俊之 さん
削除おぉ、久しぶりのコメありがとうございます。
尾張人でも風流より銭勘定だと思ったりしますwww
親父の郷はそちらのとなり町みたいなもんですが、
亡くなったお爺さんも、ちゃぶ台の上にお抹茶と茶筅を欠かさない人でした。
こういう慣習が、喫茶店の「モーニング戦争」につながるんですかね?