2013年2月11日月曜日

小文字のv(ヴィ)

ちょっと必要がありそうで、久しぶりに寝た子を起こす(語法は適切でない)

いわゆる「エレキギター」を弾くときは(つまり、ロックっぽいフレーズとかバンドブルースのセッションとか・・・なんせおと〜さんの楽器はほとんどエレキなんで、使い分けが難しいのだw)、この子が愛機。

ネックは色分けされオレンジっぽいカラーリング。

変形ギターのパイオニアであり現在でも絶大な人気のある「フライングV」だけど、よ〜く見ると何となくバランスがおかしくないかぃ?

それもそのはず、スケール(絃長)がショートスケールなのだ。
フライングVのコピーモデルはそこらじゅうで見かけるが、ショートスケールのVは、と〜っても珍しい。イチからオリジナルで型を起こしているワケだ。

このギターは米ロサンゼルス在住の日本人ビルダー・矢島氏によるブランド「YAJIMA STRING WORKS」によるオリジナル・ギター
ちなみに、氏はフェンダー・テレキャスターのマニアサイトも運営していて、どちらかというとそれが縁で彼のことを知った(会ったことはないけどねw)

標準装備のロトマチック・ペグをクルーソン・タイプに変更できるか?と打診。
ポスト径の関係で塗装前に本体加工が必要なはずだが、快く引き受けてくれた。

製作はマレーシアの工房に発注しているようである。当時の販売(輸入)代理店の店長が、ご自分がワインレッドのギターが好きだからと、この色をすすめてくれた。

  1. コントロールは1V1T。Vの股(?)にあたるテールピース下が微妙にフラットになっている。ボディが小さいからね。ピックガードは1プライで、ふつうのプラパンだと思う。
  2. リアPUが妙にハウったので、リアのみ Gibson '57 Classic に交換。音にこだわる意図は、まったくなしw
  3. テールピースのスタッドをDIY用のステンボルトに交換。絃の交換時にテールピースが落ちないからストレスなく便利。どうせ都市伝説だろうがサスティーンも伸びるらしい。高価な専用パーツも売られてるようだが、貧者の知恵(と、ネットが教えてくれたw)。
  4. ジャックはボディサイドに、ストラトの舟形プレートで取り付けられている。ここらへんのセンスが気に入ったの。

なんだかんだ能書き垂れても、とにかく「軽い!」のが一番うれしい。
なにせ、ギターの価値は「1に軽さ、2に軽さ、3・4がなくて、5に値段」というのが、おと〜さんのポリシーでねwww
ちなみに、絃はアーニーボールのエクストラ・スリンキー(.008!)を自分でシリコン処理して使用。

全体的な造りは、木材の取り方とか塗装の仕上げやフレットの打ち方など、厳しいことを言えば中堅クラスというより廉価レベル寄りな部分も見受けられる。現在の大手の安ギターも、いいものはホントに良いからねぇ〜(あくまでも、いいものは、だけど)
だが、個人ビルダーがこれだけのオリジナルモデルを1から発注するのがいかに大変でコストがかかるか察すると、充分満足できる楽器だと思う。

無理を言ってペグを、あえて(軽量だが安定性に欠けがちな)クルーソン・タイプにしてもらったんだが、チューニングの狂いはまったく無し。見た目以上に堅牢である。
細い絃を張っても音程やハーモニクスは確かだし、頼れるカワイコちゃん。

さて、ステージでの活躍をお楽しみにwww

2 件のコメント:

  1. おおっ、これが噂のミニ矢印ギターですね!
    ニックネームは『ベクトル君(ちゃん?)』!

    なかなかいいギターのようですが、
    まずルックスで観客の心を掴みそうです。

    これでかましてやりましょう! 昭和の心を!

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    1. ユニット名は「オールドマーチンとベクトルくん」とでも、しますかね?
      オーディエンスを翻弄しそうですなwww

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