プラレレは意外と莫迦にしたものでなく、音程と弦巻さえちゃんとしていれば(の話だが)楽器として充分使えるし、ネックまで中空構造のせいか独特のトーンが心地いい。
ただし、全天候型で湿気・水ぬれに強い(金属部品のぞく)メリットがある反面、熱と衝撃にはめっぽう弱い。
おまけに、今どき主流となっているテンションの強すぎる弦を張ると、すぐに表甲がたわんだりネックが反ること必至!
ことその点についてのみ言えば、木レレとは比較にならないぐらいデリケートなものと思ったほうが無難だ。
ある意味では、高価なヴィンテージ品と同等かそれ以上の慎重な取り扱いが必要なのだ。
値段を考えればえらく矛盾したハナシだし、わしもふだんは放りっぱなしなんじゃが・・・
デフォルトで張られていたのは、正体不明の乳白色の弦。そこそこ細いのだが微妙に張りが強く、そのくせ音が「もっさり」している。
原価からすれば新素材の Aqila社 ナイルガットのはずもなかろうが、巻き取るときの伸びかたが似ているし取扱元が同じ会社なので、よもやと不安になる。
ホントにあんなハイテンションの弦だったとしたら、ボディもネックも一発で反ってまうわ!
本物の(?)ナイルガットにしては色が不透明で「白すぎる」んだが、あのメーカーはまめに素材のマイナーチェンジをしてるしなぁ・・・
念のためメーカーさんに問い合わせると、ご丁寧に即レスをくだすった。いわく、
製造元の中国の工場が勝手に選んだナイロン弦で、もちろんナイルガットではないが詳細は把握していない・・・と(なんと正直なwww)。
ただし、そのメーカーさんも言っておられたが、やはり「テンション高そうな」印象はまぬがれない。
参考のため実測値を記しておくと、
.0236 (0.6mm)/.0293 (0.745mm)/.036 (0.915mm)/.0246 (0.625mm) ※インチ表示。1A to 4G
・・・はて、どうしたものか?
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