2014年10月20日月曜日

かんれきにかんれき?

毎年行なわれる当地の一大イベント『名古屋まつり』。今年で60回だったんだってさ。

3日間にわたるこのイベントの大トリに登場したのは、ゴンチチのお二方。
今年そろって60歳を迎えられ、現在「W還暦フェスティバル」と銘うったツアーの真最中で、グランドフィナーレに声がかかったのはそんな縁(?)かららしい。

真っ赤なスーツもギターも、このツアーのためにお揃いで仕立てたのかな?
今年のはじめに「しらかわホール」で聴いて以来。そのときは「完全生音デュオ(!)」という贅沢この上ない構成だったが、今回は男女二人のパーカッションを交えての4人編成。二台のギターはもちろんピエゾで拾う。
でも、相変わらず、いい。

ガットギターでリードを弾く下しもて手のゴンザレス三上さんは中高音域の担当。これに対して上かみて手で主にリズムを刻むフォークギターのチチ松村さんはむしろ中低域担当。
ふつうナイロンと鉄弦のコンビネーションだとどちらがソロを取るにしても音域が逆になることが多いが、これが実は彼らのサウンドの秘密だとわしは思っている。
チチさんがしっかりベースラインとリズムをキメているから、バックにパーカッション二人(しかも、鳴り物の数多し)をしたがえてベーシスト無しという変則的な編成でもバンドとしてちゃんと聴けるのだ。

ウクレレを弾くようになってから、わしはギターの低音のありがたみを今まで以上に感じるようになった。もちろん高域だってレンジが広いんだがな・・・
ベースラインを感じさせず無造作に「だだくさ」にかき鳴らすだけの凡庸なギター弾きを見ると、プロ・アマ問わず「あ〜ぁ、(せっかくの低域を)無駄にしているな」と思う。別にこっちの無い物ねだりじゃ、ないんだがなwww

それより無駄だと思ったのは、お二人の出番になるまでにステージ上で繰り広げられていた「ど祭り」の踊り。
どうせ夏にまたやるんだから、わざわざ今ここでやらんでもいいものを。どのグループも判で押したようにコンセプトがいっしょだから、観ていてまったく面白くない。
その画一さが好きで楽しみにしている観客がいるのもわかるし、その一瞬に命をかけるために普段なら周囲から白い目で見られるような珍妙な装束をまとって遠路はるばる電車にゆられて集結する若者たちの気持ちもわからなくはない。
が、悪いがこっちも寒空のもと、わざわざ君たちの田舎自慢を見せられてもねぇ・・・

とはいえ、組織票なのか結構な見物人がいた客席も、ゴンチチが始まるころはかなり静かに「落ち着いて」いたw
いや、別にいいんすよ。こちらをはじめ観たいひとはおかげでゆっくり楽しめたワケですから。しかも、ダーターだったし・・・
でもねぇ、せっかくだから、みんな快速電車を一本送らせてでも観ときゃぁよかったのにねぇ〜www

2 件のコメント:

  1. >ベースラインを感じさせず無造作に「だだくさ」にかき鳴らすだけの凡庸なギター弾き・・・

    誠に申し訳ございません。。。m(__)m

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    1. CHAMPさま 連コメありがとうございます。
      何をおっしゃる! 本当にあやまって頂きたい奴に限って、自分はあやまる必要がないと思ってるのが世の習いってもんですよ。ふふふ
      それにしても、「ギターは1弦から6弦まで全部一度に鳴らすもんだ」と思ってる奴にかぎって、曲の途中で「お〜い、どっか行っちゃったぞぉ!」となるのは、どうしてなんでしょうねぇ?ふふふ

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