2014年7月12日土曜日

れれねたはびみょーにながい

先日来、ジャズギタータイプのテナーウクレレもなるべくかわいがってやるようにしている。

だが、せっかく弦がキマってひと安心もつかのま、何かこう、釈然としない感がぬぐえず・・・
思い切ってそのまま、ギターと同じチューニング(4弦からDGBE、もちろん4弦は1オクターブ上の細いまま)に下げてみる。

もちろん、張りはダランダランになるけど、思いのほか深く甘い響きに自酔する。
そこで、意を決して(?)クラシックギターと同じ弦にかえてみる。

クラシックギター弦とまったく同じ材質で、コンサート用だけどこれでギターと同じ太さ
いざ張ってみると、まるで「紙のような」すごい胴鳴り(アタシ流のほめ言葉)
それどころか、ネックもよく鳴ってるようで、左肘にまで震えが伝わってくる。
実のところボディも合板でそんなに高価なウクレレでもないんだが、まるで稀少なハワイアンコア単板製ソプラノ・ウクレレにでもなったみたい!(ちょっと言い過ぎw)どうやら、ボディの共鳴する周波数帯がこのチューニングに合ってるようだ。

これ、ちょっと、くせになる・・・

何度も言うけど、ウクレレのチューニングはソプラノ(スタンダード)・コンサート・テナーにかかわらずGCEA(ギターの5カポで1〜4弦。4弦は1オクターブ上)が一般的で、弦長が長くなるほどゲージが太くなるという一種矛盾したセオリーだ。

だが、古い文献(というか、ネットだけど)を調べてゆくと、テナーは「太い弦を張ってギターと同じチューニングでゆる〜く楽しめます。細い弦に替えればスタンダードと同じでもイケますけどね」というのが、そもそもの設計(?)意図だったようだ。
この場合の「太い弦」とはギター弦の流用を意味していたはずで、「細い弦」はいわゆるスタンダード(あるいはコンサート)のウクレレ弦のことだろう。どちらも当時はガット(羊腸)だったろうけど・・・

ところが、現代の作りのいいボディと丈夫な弦なら「太い弦」のままでスタンダードチューニングも(かろうじて)可能になったため、むしろそちらのほうが一般的になったと推測する。
かのジェイク玉袋シマブクロやたまんねぇ〜タイマネ・ガードナーのような、張りも演奏もハイレベルハイテンションな若手が登場するに至って、長くて太いのに誰も疑問をはさまなくなった?

コンサート用でギターチューニングだとさすがに緩すぎる気もするし、もともと甘くて丸い音質の弦だからなおさらだけど、こいつを基準に少しつっこんでみる価値はあるかなと・・・

こんなにダルいトーンが本当に「ウクレレらしい音」なのかはさておきw、ハイテンションと対極にある「ぐでぐで」で妙にサレオツな演奏をめざしたいものだがwww

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