2015年11月2日月曜日

ツッコミどころ満載

・・・なんだが、このクリップ、わし大好きなのである。


80年代の初頭、若かりし頃の、とは決して言えない中途半端な時期のニール・ヤングのベルリンでのライヴ。(「の」が多すぎw)

ニール・ヤングはふつうに思われてる以上に多彩な音楽性を持つ人で、アコースティックなフォークソング、エッジの立ったラウドなハードロックはもとより、C&Wやロカビリー・パンク・ノイズ・グランジまで網羅した、様々なスタイルの作品を発表し続けている。
しかし、テクノに傾倒したこの頃のアルバムは、ファンの間でもムムムと言われた「曰く付きの」作品だった。まさに、そのときのコンサートなのである。

おおっ、ザ・ボス(B・スプリングスティーン)の片腕としても有名なニルス・ロフグレンがサイドを務めてるじゃないかとうれしくなるが、二人してサングラスに無理やり結わえたマイクを通して時代遅れのヴォコーダー(肉声を変換して合成するシンセサイザー)を鳴らすカッコ悪さwww

いくらテクノ全盛期とはいえ、黒シャツに細身のネクタイ、(すぐに脱ぎ捨てるが)グリーンの原色ジャケットはカッコ悪すぎる。
しかも、曲のタイトルが「コンピューター・エイジ」「サンプル&ホールド(シンセサイザー用語)」「トランスフォーマー・マン」と、きたもんだwww

そんないかにもモノクロームな雰囲気の中でのハイライトは、やはり名曲「ライク・ア・ハリケーン」の渾身の演奏なのだが、扇風機に煽られたネクタイがギターの弦にかぶさってしまい、いまいちソロに集中できない。
だからといって、首の後ろで結ぶなよ。すぐほどけるしwww

とにかく、何から何までカッコ悪いのだ・・・
でもそれが、なんとカッコいいんだろう!!

このライヴ、むかしレーザーディスク(わかるか?)の輸入盤で持ってましてね。
ずっと、もう一度観たかったんだな〜
うp主様、ありがとう!

で、改めて観て判ったことは、昔も今もニール・ヤングはずーっとニール・ヤング
「変わらぬうまさ」なのである(わかるか?)

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