2014年8月30日土曜日

彷(さまよ)徨える「金沢カレー」

久しぶりに「金沢カレー」を食す。
悪りぃな、いまだにガラケーだもんで画像が粗いwww
この店はもともと、名古屋市中区・栄のファッションビル、栄NOVAの「となりのビル」の地下という、微妙なロケーションながら比較的目抜き通りにあったが、しばらくして地元一の歓楽街(と書くとどこか侘しいw)錦三丁目(通称:キンサン)のはずれに移転。
しかし、そこもごく短期間で閉店したのち、プリンセスホテルの真向かいで再々スタートした模様。

いま食うと、さすがに重い。Mカツカレーが無くなっていたのが痛い。
あ〜こーんな味だったっけ?と思うが、不思議なことに「カレーを食べている」意識はない。こういう味のこってりした食い物を食っているという感覚だけwww

ステンレスの皿に盛って千切りキャベツを添えるのがこの店のスタイル。
それが「金沢カレー」の条件なのか、「元・洋食屋」を謳うこの店独自の流儀なのかは不明。

洋食屋でトンカツ(カツレツ=コートレット)の付け合わせに千切りキャベツを添えたのは、東京・銀座の煉瓦亭が元祖といわれているらしい。
西欧では温野菜が当たり前で、生野菜を添えるのは「日本独自」の習慣なワケだ。

そんな「名残り」を矜持とするのは、味が濃くても許せちゃう気がするwww

ちなみに、金沢生まれの元・愛人の話だと地元民はほとんど食べたことがないそうだが、彼女もこちらへ来てからだいぶ経つので、本当のところは定かでない・・・

2014年8月28日木曜日

欲しきゃ“生”をやるぜ、ブツ切れだけどな・・・

以前のエントリでご紹介した、ローリング・ストーンズ1966年の「初実況録音盤」を、コンプリートで丸々1枚あげてくれた猛者がいた。

ありがたく拝聴させていただくとしよう・・・


ただし、残念なことに曲間がすべてフェードイン&フェードアウトでズタズタになっている。しかも、そのインターバルが不自然に長いorz
無音の間も針音が聴こえるから、明らかにアナログ落としと思われる。動画にする際に細工したとは考えにくい。
旧版CDはこのように1曲ごとに細切れになっていたが、LPの段階ですでに同様の編集を施された盤があったことになる。

ソースがどこのどの盤かぜひ知りたいものだが、もともとこの作品はイギリス本国ではなく米国からの企画により(一説にはメンバーの了解も無しに)作られたもの。盤は後からリリースされており、版を重ねるうちにそれぞれマスタリングが微妙に変わることはあり得る。
だいたい、ステレオ盤と(当時主流であった)モノラル盤ではミキシングも違うし。

おまけに、スタジオ録音に観客の歓声をオーバーダヴした「疑似ライヴ」トラック(昔のブルース・アルバムでは案外常套手段w)やヴォーカルの差し替え、コンサートでは使われない楽器のオーバーダヴなど、ただでさえ「謎」の多いアルバムだ。収録場所さえ偽りというハナシも・・・
CDになっても、現行の「世界統一リマスター」では、さらにソースが異なる曲もある。
もう、何が何だかわからないぐらい「うさんくさい」代物なのだ。

そんなブツになぜわしがこだわっているかというと、その胡散臭さもふくめて荒削りな魅力にあふれているからなんだが、またひとつ、謎がふえてしまったwww

※ちなみに、これのSHM-CD盤はそれまでのCDと同じマスターを使っているにもかかわらず、なぜか数段カッコいいぞ・・・

2014年8月26日火曜日

家宝のピック

メタリカつながり、ってぇのもナンだが・・・

例の、ハワイへ「新婚1周年記念挙式旅行(まどろっこしい)」に行ったときのこと。
なんだかんだでホノルルにも一泊して観光としゃれこんでみたものの、ベタな日本人は行かないような郊外のさびれたショッピングモールで楽器屋なんか巡ったりしてw

もちろん新婦様には充分気をつかったうえでだが、暑くてもカラッとしていたハワイ島と比べるとホノルルの街は照りっかえしがすさまじく、あまりに暑気あたりで文句を言う元気もなかったのかもしれないwww
ひとけ気はないが冷房は効いてる楽器屋へ入ったら、店長らしきやる気のなさげな兄ちゃんが「日本から来たんだよなぁ〜。オレ、去年行ったぜ」と寄ってきた。

見りゃオノボリなポンチ(日本人)ってすぐ判るだろうし、お前ぇらが日本来たって別に大したことないじゃん(と、実際言ってやったんだがw)とは言いながらも、「なに、やっぱ観光なワケ?」と返したら、「いんや、Summer Sonicでな(participate、とか言ったと思う)

「出たわけじゃねぇだろ? わざわざ観に行ったのかぃ?」と訊くと、
「いんや、ダチが演奏するから、ボーヤ(Tech)で同行してくれって頼まれてさぁ。ロバートって奴なんだけど・・・」

あ〜なるほどねぇ。ファーストネームだけ言われてもぜんぜん判らんのだけどね。
どうせ最近の若いバンドなんだろ? バンド名を言われても知ってるかどうか???
メタリカ、ってバンドだけどさ・・・」

はぁ?

そういやぁ、その前年、初めてサマソニに来たんだっけ。じゃ、ロバートって・・・
ひょっとして「寅次郎(Robert Trujillo:新加入のベーシスト)のことかぁ???」

「なんだ、お前も知り合いか?」
「んなわきゃ、なかろうがっっ!!」

でもな、ロバート加入前の来日公演では、名古屋〜大阪〜東京とついて回ってな、ラストのBudokanはこれまた最高だったなぁ〜♪

そう言ったらえらくフレンドリーになって、「よ〜し、お前にこれをやろう。取っとけ」
と、ポケットを探って手渡してくれたのが、下の写真右のピック・・・

なぜかカーク・ハメットのサインが???
左はそのカーク本人がステージから投げたもの

裏返すとwww

左側グリーンの方はメンバー使用の「純正品」を運よくキャッチしたもの。かたや兄ちゃんからもらったのはバッタもんのノベルティーかもしれんのだが、どちらも思い出深き家宝である。

ま、寅次郎にゃ悪いが、わしがメタリカの歴代ベーシストでいちばん好きなのは、アンタでも初期メンバーでいまだカリスマ的人気が根強いクリフ・バートンでもなく、ジェイソン・ニューステッドだったりするのだがwww

2014年8月24日日曜日

修道長のオムライス

今までのやりくちの改良形。
ちょっと気を入れて検索して、手順を大幅に立て直す。


探すのがめんどうだったハンドミキサーを、ついに導入!
卵をメランジェと黄身に分けるのがポイント。
そして、「本場」の焼き方に倣ってみる。
  1. 卵1ヶを割り、黄身と白身を分けておく。
  2. 白身はボールに入れ、塩を少々加えてハンドミキサーで泡立てる。
  3. 途中で砂糖とコショーを入れて、角が立つまでさらに泡立てる。
  4. 泡立ったら黄身を戻して、ざっくり混ぜ合わせる。
  5. そこへ、ご飯1膳分を投入。あまりぐちゃぐちゃ混ぜないように。
  6. 小さめのフライパンを熱してバターを溶かし、上をえいやっと投入。
  7. 弱火で2分ほど焼く。混ぜたりひっくり返したりしない。
  8. 半分に折りながら皿に盛りつけて、できあがり!

をを、うまいっっ!!
格段の進歩だ!

「聖者」にするにはさすがにおこがましいが、「修道長」ぐらいには、なれそうだ。

2014年8月20日水曜日

象牙さん太郎

盆休みのおわりに、思いがけない僥ぎょうこう倖が・・・
発売されたばかりのようだ・・・
プラスチック製のウクレレは、「すけ・てるぞう君」についで二人目。
ハワイアンコア材の高級品などとても買えないが、プラなら「射程範囲内」なんだなwww

ブランド名は「LAHAINALU-P1-CM
取扱いはわが地元のメーカーさん。同じ地元だからといって、某マニアックなインディーズ・ビデオとはおそらく関係ないw

妙に凝ったデザインのヘッドストック。金属製のギアペグを搭載。
フレットはフィンガーボードと一体成形で、ポジションマーク同様メッキされている。
安心の、0ゼロフレット付き。

バックショット。ペグはオープンタイプ。
ネックは中空と思われる。そんなに幅広くないが、しっかり分厚くて丸太みたい。

写真ではわからないが、ボディトップを光にかざすと、内側に補強のブレイシングが放射状にしっかり入っているのがわかる。どうせ一体成形だろうけど、ちゃんとした造りだ。
おかげで、すけぞう君より太い弦が張れ、ちゃんとした音が鳴る。そのせいか重量は実測で414gと、比較的重め。
また、ネックが厚いからか中音域が強調された甘い音で、なんとなくギターっぱい印象。

ジャンゴ・ラインハルトのギターで有名なマキャフェリファインダーといったプラスチック製ウクレレのヴィンテージ(なんてのが、あるだよ〜)を彷彿とさせる、アイボリー・カラーのイカしたヤツだ。

今年の「今池まつり」は、この子でやってみよっかなぁ〜♪

2014年8月18日月曜日

「ピンボールの魔術師」(covered by メタリカ!?)

むかしからピンボールが好きで、一時は毎晩のようにゲーセン通いをしていた。
とはいっても、腕はぜ〜んぜん上手くない。独り黙々と時間をつぶしてただけだった。
そのころこういう動画をふつうに見られれば、ちょっとは上達してたかもしれないが・・・


自分の店にピンボール台を置くのが夢だったりしたもんだが、もし実現でもしてたら、やかましいわ眩しいわ、えらいことになってただろう。ましてや、近所のガキ共にでもたむろされたら、目も当てられんorz

何を隠そうメタリカは大好きなバンドで、その昔は来日公演の追っかけもしたが、いくらヴォーカルのジェイムズ・ヘットフィールドが好きとはいえ、あの雄叫びを始終聴かされては、たまったもんじゃなかろうwww

名古屋パルコにあるタワーレコードは開店当初、床面積が現在の半分しかなかった。
パーティールームみたいな訳の判らん飲食店とフロアを分け合っていたと記憶しているが、共用のエレベーターホールにぽつんとピンボール台が1基置かれていた。
メンテに気をつかっていたとも思えないが新しい機種で状態も比較的よく、飽きてきたころにまた新しいのに代わるので、なかなかお気に入りだったっけ。

大阪で定宿にしていた千日前のカプセルホテルは、お決まりの話だが階下が居酒屋とかゲームセンターになっていて、そこに当時最新機種だった『The Who's Tommy』があった。もちろん、名曲「ピンボールの魔術師」が鳴り響くやつだ!

目をつぶって「感じよう」としたら、一瞬でゲームオーバーになったwww

「Pinball room 自宅にて撮影」って、アンタ、うらやますぃ〜

2014年8月16日土曜日

バッハ二題 〜その2〜


主よ、人の望みの喜びよ」という邦題で知られるこの曲。

大バッハは「(教会)カンタータ」という宗教的な合唱組曲を200(!)近く作曲しており、『心と口と行いと生活で』という作品のなかの曲。
前半と後半のシメにそれぞれ、歌詞を変えて計2回歌われる。

それにしても、この大仰なタイトルは、いくらなんでも気恥ずかしいのでは?
どうやら、ドイツ語の「原詞」を英訳した際、直接の箇所ではなく冒頭の一節をタイトルに借りて、いわば「意訳」したらしい。
20世紀になってピアノ小品に編曲されてこのタイトルとともにさらに広まったため、現在に至るまで若干の混乱があるようだ。まぁ、「和訳」した際にさらに脚色(?)されたのは否めないがな。どうりで少々不自然な日本語だwww

みんなよく知っているあのメロディーは管弦楽による前奏というか伴奏というか、カウンターメロディーだったんだな。主旋律はあくまで、合唱によって歌われる部分だ。
しかしまぁ、今さらながらなんと美しいメロディーだこと!

最低限の編成と思われる小ぢんまりした古楽器&合唱で聴くと、この名曲のエッセンスがよりあらわになるように思う。
大所帯で荘厳にじわじわやるのもそれなりにいいけど、これぐらいブッ速く演ったほうがいい。

だいたい、こんな素晴らしい楽曲を生涯で1曲でも作ることができれば「冥利に尽きる」ってぇもんだが、それを1000曲以上も残しているんだから、ど〜なっちゃてるんだろうねぇ???

今日は「少しだけ」真面目に迫ってみましたが、いかがwww?

2014年8月15日金曜日

夏だ!バッハだ!

・・・何故?

わしもよく判らないが、どうせただの思いつきだろうw
と、いうことで、

バッハ二題 〜その1〜


ルックス的にちょっと「イケてない」部分もあるが(失礼w)、音は超一級品の古楽器演奏。
現代とは形も音色も異なるヴァイオリンが美しい。バロック・オルガンとリュート、そして
ダブルベースではなく「ヴィオローネ」のピチカートが通奏低音を受け持ってるのがミソ

正しくは、管弦楽組曲 (Ouverture) 第三番の第2楽章「アリア」。
独立して演奏される場合、「G線(ジーせん、あるいはドイツ読みで、ゲーせん)上のアリア」の通称で親しまれている。

その昔、ヴィルヘルミとかいう超絶技巧の名ヴァイオリニストが、「わし、上手いもんね〜。こんな曲、弦1本だけで弾けちゃうもんね〜」と、ヴァイオリンの一番低い4弦(G線)だけで演奏したところなまじっか有名になっちまい、このニックネームがついたという。スノッブでこれ見よがしなギミックだw
それについてはもちろん作曲者の大バッハは関知しておらず、「“G線上のアリア”は、名曲ですねぇ」などと仮にご本人に言っても、「え、何それ?」と返されるだけだろう。足利義満が「銀閣」を知らないのと一緒だ。一緒じゃねえかwww

G線」だからといって弦1本で弾かなければいけない決まりなど無く、たいていの演奏家は4本全部使って演奏する。その方が効率的だし、音色もよい。

オレは『悪魔の辞典』か?

ちなみに、ナイロンが発明される以前の話だが、ヴァイオリンの4弦はスト○ッパーのお姐さん方が「ツ○パ」を吊る(装着する)のにも重宝された。そのため、「ヒモ付きパ○ティー」のことを、いまでも「G-String」と呼んでいる。

こんなオチでいいのか???

2014年8月13日水曜日

夏だ!レゲエだ!

って、バカじゃないのか、オレwww?

昔は、ブルース好きやソウルR&Bマニアのオッサンたちも、こぞってレゲエを聴いていた。
現在のようにレゲエが画一化した1ジャンルになりさがる以前のハナシで、一緒にブルースバンドをやっていた年長のハープ&ヴォーカリストも「おぃ、ボブ・マーレィって奴は、ホントにイイなぁ〜」と言いながら、例の有名なライヴを聴きまくっていたもんだ。ま、単純に「黒人つながり」って動機もあったとは思うけどw

今じゃ「ああいう格好」をした若いのが「ああいう場所」で「ああいう騒ぎかた」をするもの、になってしまっているので、オッサンはついていけませんわ。ついて行く気も、ないけどねwww
特に当地ではどんなジャンルに限らずそういう傾向が強いようで、「ヘビメタ」しかり「クラブ」しかり、なんですがね。おっと、閑話休題・・・

で、夏になると無性に聴きたく(唄いたくw)なるのが、この曲。

わしにとっては、このライヴ盤のこのヴァージョンじゃないとダメだ・・・

2014年8月12日火曜日

夏だ!カレーだ!

インドでは、カレーに添える具材の多彩さが、もてなしのバロメーターなのだという。

じゃあ、これはどう?


昨日のラーメン用に買ったメンマが中途半端に余ったんで、え〜ぃ、福神漬けといっしょに盛っちゃえ!
何を莫迦なコトを、とお思いでしょうが・・・

よく行く駅前のインド料理屋のランチメニューでは、チキンやキーマなどいわゆる定番に加えて、日替りの具材を使ったサラッとしたスープタイプのカレーを食べさせてくれる。
ある日「チキンとメンマのカレー」なるものが出たことがあって、あれは絶妙に美味かったなぁ〜
・・・という伏線も、ありましてねw

ところで、超大物有名人、男のシンボル・梅宮辰夫兄ぃの「梅宮家のカレー」は、強烈な代物らしい!

借り物ですんません
数年前に『ダ○ンタ○ンDX』か何かでやってたネタだと思うんだけど、辰兄ぃいわく、
カレーとは、福神漬けでライスを食うためのもんだ。ルーはあくまでおつまみ!

ある種、正論だと思うwww
※念のためソースを。カレーだけにwww

2014年8月10日日曜日

あたまがモノフィラメント

昨日、コオラウのウクレレ弦「アロヒー」について、「モノフィラメント(単繊維)・ナイロン製」とシレッと書いてはみたが、いったいそれって、なんのことだろう

・・・で、ちょっと調べてみた。

お〜、あるある、【閲覧注意】にしたいようなマニアックな弦のインプレが・・・
と思ったら、「」ではなくて「ガット」のサイト! こことか、こことか

大昔はギターやウクレレの弦も羊腸(ガット)で作られていて、今じゃナイロン弦が使われていてもクラシックギターのことを「ガットギター」と呼ぶこともあるのでややこしいが、「テニスのラケットに張るガット」の解説なのだ。

もともと弦楽器の弦は材質として釣り糸とリンクしている、というか流用されていることが多い(金属弦をのぞく)。どれだけよく売れる弦でも使う人口など所詮限られるわけだから、商業的にはむしろそのほうが自然だ。

・・・とまでは理解していたが、「テニスのガット」とはねぇ?

どうせ体育会系は・・・と見下していたが、その実、文化部系よりも仔細にこだわる傾向が強いのだろうか。あるいは「漢(オトコ)の趣味」全開のマニアックぶりなのだろうかwww

これらを読むと、楽器関係のサイト以上に「モノフィラメント構造」と「マルチフィラメント構造」とかなんとなく判って、非常におもしろい。
ふつうのギターやウクレレ用のナイロン弦は同一素材で、いわば溶かしたナイロンを細い孔から「ちゅーっ」と押し出して作ってるようなイメージを持っていたのだが、わざわざ「モノフィラメント」を謳う商品があるということは、一般的にはマルチフィラメントな構造になっているということか?

ところで、「モノフィラメント」の弦などとわざわざ勿体ぶって言われると高級でありがたいイメージを持ちがちなのだが、リンク先を一読すると「モノフィラメントのほうがコストも安い」と書かれているではないか。

だまされているのは、わしら文化部系のバカ共のほうか? orz

2014年8月9日土曜日

あろひ〜ぃ?

ハワイの超ハイエンド・ブランド、「ウクレレ界のロールスロイス(ホントか?)」ことコオラウ Ko'olau のウクレレ弦。

左から「アロヒー」「マハナ」「ゴールド
写真右の「ゴールド」は、惜しくも廃版。現在は「アロヒー 'Alohi」と「マハナ Mahana」に受け継がれているという。
この「ゴールド」だけコンサート用(Low-G)なんだが、手つかずのまま取ってあるもんね〜

左の2者は現在使用中の現行品で、ともにテナー用。

マハナ」は、極太のプレーンなクリアナイロン。ネットでも意外とインプレは少ないが、ナイロンらしい丸い温かみのある音。言葉は悪いが「鈍器でゴツっ!」的な素朴な響きがある(良い意味だぞ)。ウクレレ弦なんてどうせ大したことなかろうと思いがちかもしれないが、クラシックギター用までひっくるめてもナイロン製としてはかなりクォリティの高い弦だと思う。

アロヒー」はそれに較べて若干クリスピーで、やや洗練された「パリッ」としたニュアンスを持つ。ほんのわずかに紫(藤色?)がかったモノフィラメント(単繊維)・ナイロン製で、チタンが含有されているせいかクリアナイロンよりオクターブ精度もよく、ハーモニクスもキレイにキマる。それでいてナイロンのまろやかさも持ち合わせていて、表現の幅が広がりそう(上手ければなw)。太さは「アロヒー」といっしょの、クセになる極太(とくに4弦)

この3者でテンションを較べると、メーカー資料では「アロヒーゴールドマハナ」らしいが、弦を取り寄せた某ひみつルートの店長さんによれば、体感値では「アロヒーマハナゴールド」とのこと。
アロヒー」は確実に張りが強いが、「マハナ」と較べて劇的に違うという実感はさほどない。両者ともDGBEチューニングで充分使用に耐え得る。

総合的に判断すると、「アロヒー」は「リスペクトに価する優秀な弦」かもしれないと思ったりして。
一方、「マハナ」にも捨てがたい魅力があり、実は優劣つけられないといったところ。

ただし、あくまでわしはDGBEチューニングのテナーウクレレでの話をしておるので、一般のウクレレ弾きの方々は、うかつに信じないように・・・

2014年8月7日木曜日

熊猫熊

・・・って、こういうこと?


2014年8月5日火曜日

ミニチュア偏愛的カポタスト

おんな子どもでなくても、小さいものを見て思わず「きゃわいぃ〜♡」と言ってしまうことが、あるのだw


高精度で使い勝手がよいカポとして愛用者も多い「NSカポ」。
写真下は、出たばかりの「ウクレレ用」!!
これを見せたオッサンたちは、いちおうに「きゃわいぃ〜♡」と目をかがやかせる(キモw)

カポ(カポタスト)というのは弦楽器に取り付けるアクセサリーで、指板上でポジションを保ったまま移調するのに使われる。
おもにギターに使うことが多いんだが、もちろんウクレレに使うこともある。

以前からウクレレ用は持っていたんだが、ゴムが強すぎて不安定だし押さえる左手のジャマになったりして、決して使いやすいものではなかった。
ところが、さすがにこのカポは快適で使いやすく、音程もくずれることがない。優秀!

ボディは軽量アルミ製ということだが、多少の強度は目をつぶってもギター用で流行りのABS樹脂で作って欲しかったというのは欲張りか?
とはいえ、他社製品と較べても充分軽量(実測 約13g!)だし、安定感・信頼性はこの上ない。

現状では、ちょうど5フレットでふつうのウクレレと同じ調弦になる。
ちなみに、NSカポの「NS」とは、このカポの設計者ネッド・スタインバーガー氏の頭文字。
80年代にヘッドレス・ギターで一世を風靡した人だ。
たぶん、ボディ・エンドに付けられていたチューニング・ギアの技術を応用したものだろう。