2015年4月27日月曜日

それはね・・・

おそらく1960年代と思われる日本製のウクレレが、オークションになぜかニコイチで出ていた。
で、シローズさんと仲良く分けっこすることにした。

わしとほぼ同い年と思われる

「ロビン」というメーカーらしいが・・・

某ジャパニーズB級ビンテージ・マニアサイトにしか記述がないぐらい、一切不明の代物。
ただし、そのレビューではクソミソに「酷評」されており、いわく「作りが頑丈すぎる」「ハイフレットが使い物にならない」「音は鳴らない」・・・
おかげで競り合わずにすんなり落札(してもらえた)www

が、現物を手にしてみてビックリ。
なんと、2本そろって「未使用デッドストック」のフル・ミントコンディション

キズや塗装のハガレも一切なく、フレットの塗料さえすべて残っていた。
なにせ、そのサイトにあったように「すべてを組み立てた後にフレットの上からも一気に朱色で塗る大胆な作り」だもんでな。試し弾きして一発で剥がれたがwww
ネックのローポジションはカマボコ型の幅広だが、ハイポジションはプラレレぐらい太くて丸いU字形のため「ゴツい」印象を受けるが、実際は軽くて華奢。
ボディもネックも指板もきちんと造ってあって、フレットも端から端まできちんと鳴る。マニアサイトさんのは、よっぽど年季が入ってたのを掴まされたんじゃないかwww?
高いグレードの物ではないからどうせ合板ボディなんだがw、重量304gだからそう重いわけではないし、何よりよく鳴る!

某○ーチンの1920年代を彷彿とさせるヘッドストック
ポストの位置がかなり先端寄りになっているのが面白い、古き佳きスモールヘッド。
さらに、弦までおそらく当時のままの未使用品で、うれしくなっちゃう♪
参考までに、1A 0.61mm/ 2E 0.73mm/ 3C 0.825mm/ 4G 0.615mm
現在では手に入らない細くて柔らかいゲージ。もちろんクリアナイロンだ。
ちょっとコモってるぐらいの優しい甘い音ではあるが、この子を弾いてるときに限って隣の寝室の同居人様から「ちょっとぉ、響いてるよぉ」と苦情がくるたしなめられるwので、どうやらそこそこけっこうな音量らしい。

おかげでバランスが抜群にいい!
そして何より特筆すべきは、わし的に初となる「木製ペグ」!
最初はキコキコいうのに悩まされたが、「くさび」の原理が分かって扱いに慣れると、そう面倒なものでもなくなった。
こういう便利なモノも手に入れて、スムーズに回るようになったしな・・・

バイオリン用の潤滑剤「ペグ・コンポジション」
加えて、ナットの溝を2Bの鉛筆でなぞると、キシミは格段に減った。

さて、シローズさんとふたりで「ウクレレ・ツインズ」としてステージに立つ日はいつぞやw???

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