つべでいろいろ見てて行き当たった「隠れ名盤」?
ジャズ・オルガニスト Sam Lazar 1960年のデビュー作。
日本盤が発売されたときの邦題は『サム・レイザーの宇宙旅行』とのこと。
なんとかならんか、そのセンス?
ブルースの名門チェス・レーベル傘下の Argo からのリリースということで、個人的にはそれだけで思い入れ倍増だがw、一番うれしいのは名ギタリスト、グラント・グリーンの参加。
グリーンが後にブルーノート・レーベルでブレイク[参考記事]する以前の録音で、まだスタイルが確立していないところもあるが、却ってコードとかもちゃんと弾いているから好感が持てる。
上から目線で恐縮だが、オルガンジャズとしては比較的凡庸なものの、リズムが多彩で曲のバラエティーにも富んでいて、ポップで楽しいアルバムに仕上がっているのはチェス傘下だから・・・というのは勘ぐりすぎかw?
ドラマーも腕が良さそうで、 レイザーとグリーンとは故郷セントルイスで若い頃いっしょに組んでいたらしい。その辺りの結束の固さがこのアルバムの強みなんだろう。
さらに、ベースが「ボス・オヴ・ザ・ブルース」ウィリー・ディクスンというのが異色。
チェスつながりでの参加と思われるが、選曲の面白さや(ま、ラストの「My Babe」は間違いないなw)聴きやすい仕上がりは、この「ブルースの仕掛人」のおかげかも?
今日は何だ、いつから音楽評論家だw?
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