2013年2月20日水曜日

私のブルース遍歴(その3)

ジャズへの目覚め…実は寄り道でない、期

Tボーン・ウォーカーという人は1940〜50年代が全盛期で「ジャンプ・ブルース」の開祖といわれているが、バックがビッグ・バンド(もしくは、コンボ)だから、そっちに興味を持つと一気にジャズの世界に足を踏み入れてしまい、取り返しのつかないことになる。

こうして、レトロなスイング・ジャズなども聴き出した。ちょうどハードボイルド小説にもハマっていた時期で、うまく(かどうかは定かでないが)リンクしたワケだ。
最初はグレン・ミラー楽団やデューク・エリントンなぞ聴いていたが、やっぱりブルースっぽいアドリブの応酬が素晴らしいカウント・ベイシーが一番だった。

そして、それらのビッグ・バンドから独立した奏者たちの小編成コンボ(中間派、などと呼ばれる)を聴き、だんだんと「モダンジャズ」に傾倒する。
当時、修行していた珈琲店でBGMを持ち込むほど、どっぷり漬かってみたが、最終的にはブルースの駄セッションと同じく垂れ流しなのが鼻につくようになり、「ジャズだったら、マイルズ・ディヴィス聴いてりゃ、こと足りるんじゃね?」と行き着くのだが・・・


また、ビッグ・バンドにはそれぞれお抱えのシンガーがいて、ヴォーカル・ナンバーもフューチャーされることが多かった。で、何の抵抗もなくジャズ・ヴォーカルも聴くようになる。
艶っぽいジャケットの白人の女声ヴォーカル(またかよ!)をビニ本的にw追い求める一方、泥臭いが洗練されたスタイルのバンド・ブルースも大好きだった。


今でもしたり顔で「ジャズもやっぱりブルースなんだよ」なんてご高説垂れる奴がいるが、心のどこかで「オレはそれ以上に聴いてるんだぜ」と見下しているかもしれないwww

(なんやかんやで、まだ続く)

1 件のコメント:

  1. 生粋のジャズ・マニアの友人に言わせると、私のようにオールドジャズからモダンジャズを聴くようになったりインストものとジャズ・ヴォーカルを並行して聴くのは、マニアとしては珍しいらしい。
    ま、アタシゃそういうマニアじゃないので、知ったこっちゃないがwww

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