これでもかという手癖フレーズのオン・パレードで、尺が短いわりにお腹いっぱいになる内容。
「じゃぁ、ゆっくり、な」としらじらしいドヤ顔をキメる師匠が、妙にかわいらしいw
ご存知の方も多いと思うが、サウスポーの師匠は若い頃、仕事上の不慮の事故で(絃を押さえる)右手の指先を2本失っている。よく見ると絆創膏のように見えるが、洗剤のプラ容器を溶かして作った指サックをはめているのだ。
師匠もまた細い絃のユーザーとして有名で、しかもさらに細いセットに組み替えチューニングも下げて弾いているのだが[参考]、そのハンデをカバーする目的もあるのだろう。
ただし、だからこそこの独特なフレージングとトーンが生まれたわけで、やはり何事も努力と執念の賜物だろう。
一見、勢いだけで押し切っているようにみえて、実は緻密に組み立てられた合理的なフィンガリングであることが、よ〜くわかる。
ブラック・サバスといえばオジー・オズボーンがいなきゃ、と思っている向きも多いだろうが、おと〜さん的には師匠のヒステリックなテクニカル・フレーズに合うのは、外見はやる気なさそなトニー・マーティンの声のような気がする。バックにコージー・パウエルのドラムがあれば言うことないが、それはもう望むべくもない・・・
最近は健康上の問題を抱えているという師匠だが、早くもう一度あの勇姿を拝みたいものだ。
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