2012年11月21日水曜日

ポケミス

先日TVでめずらしく、ハードボイルド評論家&翻訳家・小鷹信光こだかのぶみつ氏の特集をやっていて、73歳になられてから、ダシール・ハメット『マルタの鷹』改訳版を30年ぶりに出版したいきさつが紹介されていた。

それに感化されたか、郊外のショッピングマートに寄ったついでに小さい書店をのぞく。
と、今じゃあまり見ない、新書判サイズの「ハヤカワ・ポケット・ミステリ」が目につく。
しかも『アルセーヌ・ルパン』の未発表作品とくれば、さすがに見過ごせない・・・
新刊でポケミス買うなんて、20年以上ぶりかも?


若かりしころはこの「ポケミス」を読み耽っており、ちょっとしたコレクターぐらい蔵書があった。
そのころは預金通帳みたいな透明のビニールカバー?に包まれ、抽象画を表紙にした独特の体裁だったが、最初期は本の内容を反映した版画のイラストがあしらわれており、古きよきアメリカのペーパーバックを想わせる、何ともいえぬ良い雰囲気だった(参考)。
背表紙の通番はずっと一貫している(はず)で、本書は「1863」。ちなみに、記念すべき創刊第一号は「101」番のミッキー・スピレイン『大いなる殺人ころし』・・・といっても、誰も興味ねぇかwww?


扉の雰囲気は変わらないねぇ〜♪

昔は上下二段組みだった。初期は活版だったからか、
拗音・促音(小さい「ゃ」「ゅ」「っ」とか)が全部大文字で、
そのレトロな感覚がみように好きだつた・・・


実はおと〜さん、子供のころからルパンも大好きで仏文科を目指したが、偏差値がぜ〜んぜん足りなくて挫折w。せめてもの思いで第二外国語のフランス語を取ったが、1年次の必修に6年間苦しめられたwww(←笑えん!)

それにしても、最近めっきり本を読まんのだが、これをちゃんと読む時は来るのだろうか???

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