若干の「蔵出し」感は否めないが・・・
実家から帰る途中にあった某ファミレスがつぶれて、なぜか「SターBックス」になった。
以前の寂れたファミレスとはうって変わって、駐車場は常に満員。おまーら、そんなに「SタB」好きだったっけ?
・・・などとクサしながらも、他に行くとこもなかったんで同居人様と入ってみる。
赤いジャケットの老人に隠れて見えないが、その向こうに「特別なマシン」がある |
曰く、「希少な豆を特別なローストでご用意しております」
「日本ではまだ数ヶ所の店舗にしか設置していない特別なマシンでお淹れします」・・・
ほほぅ、2014年の春にJR駅前にオープンするという「高価格型」のアンテナ店であったか。
とはいうものの、「特別」づくしで訳わからん。しかも1杯あたりの単価が800〜1000円超!(もちろん通常価格のメニューもあるが)
どうやら・・・
- 熟練のバリスタが丁寧に撹拌しますということは、浸漬法で淹れるサイフォンの原理の応用か・・・ってか、まるまるサイフォンじゃねぇの?
- 蒸気圧で湯を上下させる代わりに、上の蛇口から湯を落として、内部からバキュームで引っ張るワケだな?
- フィルターはメッシュか。ならば微粉の混入は比較的多いし、何杯かごとにマメに交換せねばなるまい。終業後のメンテも意外と煩雑だろう。
- 利点があるとすれば、湯の温度と抽出時間(どのタイミングで下に落とすか)をアルコールランプ等の沸騰とは関係なく制御できる点で、過加熱を防ぐとともに従来のサイフォンにありがちな破損事故も避けることができるだろう。
- ただし、そこらへんを完璧に「電子制御」したとしても、撹拌具合で味が変わることは避けられず、いわゆる「職人技」に頼る余地があるようでは、とても安定的な抽出とは言えない。
- 結論、非常に大仰で金のかかった電動サイフォンじゃねぇか!
「いくら早いもの好きな名古屋人でも出す金額には限度があるわい」とか思いながら、なんだかんだ言って一杯頼んでみたのだがw、おにいさんの「焙煎はしっかりしています」という言葉を信じてハワイをオーダーしたこちらの敗北であったorz
店を出るとき、いかにも「上客のお帰りぃ〜、またのご来店を」的なスタッフの慇懃な微笑みに辟易しつつ、「KメダでSロNワールつけるより、高くなっちゃったねぇ〜」とそそくさ車に乗り込んだ二人・・・
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