当然、まだ蓄音機(SPレコード)時代の吹き込みだ。
この時代は満足なPA(拡声装置)システムもなかったので、生音が大きくてパーカッシブな効果も出しやすいピアノがもてはやされたのだという。
そこに流麗なギターが単音で絡むのがこのコンビの真髄。エレキギターは(ギリギリ)誕生しておらず、もちろん「生音」である。
「合いの手」の呼吸というかタイミングが、現在のバンド・ブルースと微妙に違う。
当時は「ラッパ」ではなくすでに「電気吹き込み」で録音されたはずだが、現在のようにマイクを何本も立ててミキサーで・・・なんてことは夢のまた夢。
たぶん部屋の真ん中にマイク1本置いて、ピアノを部屋の隅に置いてギターはマイクに近づけて弾いて、みたいにしたのだろうか?
でも、ヴォーカルがピアノやギターよりも鮮明に録れなきゃ意味がない。ピアニストが唄うわけだから、バランス調整には思いもよらぬノウハウがあったのかもしれない。
ロバート・ジョンソンの有名なLPジャケットのイラストでは、ホテル室内の角の隅にマイクを立てて、壁に向かってギターを弾き唄ったのだという・・・
CDマスタリングのおかげで音が良く聴こえる。
先日のライヴで赤瀬氏の弾き語りを観せてもらって、これ ↓ が聴きたくなってねwww
おと〜さんの大好きな曲
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