2013年1月17日木曜日

リロイ・カーとスクラッパー・ブラックウェル

妙にかっこいい名前を持つ彼らは、1920〜1930年代という大昔に活躍したブルース・ピアノ&ギターのコンビ。

当然、まだ蓄音機(SPレコード)時代の吹き込みだ。

この時代は満足なPA(拡声装置)システムもなかったので、生音が大きくてパーカッシブな効果も出しやすいピアノがもてはやされたのだという。

そこに流麗なギターが単音で絡むのがこのコンビの真髄。エレキギターは(ギリギリ)誕生しておらず、もちろん「生音」である。
「合いの手」の呼吸というかタイミングが、現在のバンド・ブルースと微妙に違う。

当時は「ラッパ」ではなくすでに「電気吹き込み」で録音されたはずだが、現在のようにマイクを何本も立ててミキサーで・・・なんてことは夢のまた夢。
たぶん部屋の真ん中にマイク1本置いて、ピアノを部屋の隅に置いてギターはマイクに近づけて弾いて、みたいにしたのだろうか?

でも、ヴォーカルがピアノやギターよりも鮮明に録れなきゃ意味がない。ピアニストが唄うわけだから、バランス調整には思いもよらぬノウハウがあったのかもしれない。
ロバート・ジョンソンの有名なLPジャケットのイラストでは、ホテル室内の角の隅にマイクを立てて、壁に向かってギターを弾き唄ったのだという・・・

CDマスタリングのおかげで音が良く聴こえる。


先日のライヴで赤瀬氏の弾き語りを観せてもらって、これ ↓ が聴きたくなってねwww

おと〜さんの大好きな曲


0 件のコメント:

コメントを投稿