2014年11月7日金曜日

強者どもが夢のホテル・カリフォルニア

ご乱心なタイトルをお詫び申し上げます・・・


クリシェなコード進行に哀愁をくすぐられるからか、本国アメリカのみならず世界中にこの曲のファンは多い。と言いつつオリジナルを貼らないのが、へそまがりなわしwww
原曲の歌詞は暗喩やダブル・ミーニング、造語や言葉遊びがちりばめられ、ネイティヴにも非常に難解らしい。
何を唄っているかについてもさまざまな解釈があり、セレブな女との別れだとか、ラリってトリップした歌だとか、その結果として車で事故ったヤツが死後の世界を見たんだとか、あげくのはては黒魔術の歌だとか、いまだ定説(?)がないようだ。
リスナーがそれぞれ思いをはせる余地があるからこそ「名曲」なんじゃないかとも言えるんだが、ネットでいろいろ見て自分なりに納得できるようにつなぎ合わせると、
フラワーチルドレンに象徴される60年代の夢や理想はもろくも崩れ去り(「そのスピリットは1969年から置いていないんですよ」)、無力な閉塞感と終焉感に苛まれはじめたアメリカ。
そんな社会情勢と荒んで煮詰まっていた当時のバンドの内情を重ね合わせ・・・
もしそんな「アメリカの陰影」が真意だとしたら、ある種それに“敵対(というのは語弊があるが)”する側の人たちがこの曲を演奏するというのは、何たる皮肉か?

いくらなんでも、これはスゴいぜ!

70年代に入って音楽さえ商業的な尺度でしか捉えられなくなるなか、グループもこの一曲が皮肉にも自分たちに「引導を渡す」結果となる(実際には80年代初頭まで存続したが)
・・・まぁ、そんな諸事情を頭に入れてコレを読むと、なかなか良くできていて笑えるwww

ちなみにわしはこの曲をシングルで持っていて、それこそ「擦り切れる」ほど聴いていた。
だけど、そのB面もなかなか味わい深い珠玉の作品。
どちらも歌詞は判らなかったが、A面の哀愁・寂せきりょう寥感に対して、なんとも甘酸っぱく涙腺がゆるむような感覚を味わったもんだ。

出だしはゆる〜いフェード・インで始まるよ

2 件のコメント:

  1. 天下の名曲ですな。

    でもやっぱこの歌は、ドン・ヘンリーの声じゃないとねww
    あの声自体に哀愁があるんだもん。。。
    ボブも大好きだけど、これは我の中ではダメの烙印・・・ww

    このアルバムは我も擦り切れるくらい聴きました。
    ちなみに我は当時、このアルバムの新譜を待って待って買いましたが、
    オールドロックファンな息子たちは、それが羨ましいようであります。


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    1. CHAMPさま
      当時、朝のAMラジオ「おはようC○C」で歌謡曲以外がかかるなんてめったになかったんだけど、いきなり英語の歌が流れてきてびっくりしました。
      『ヤング・ギター』で「いま全米で大ヒット中」と書かれてたあぁこの曲がそうかと、二度驚いた覚えがありますです・・・

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